三井不動産のシェアオフィス「ワークスタイリング」は、利用者とともに新しい働き方を一緒につくるためにリブランディングを実施しました。

「すべてのワーカーに「幸せ」な働き方を。」というパーパスを部内でつくったものの、そのために何をすべきかの指針がなく変わるきっかけがつかめずにいました。また運営には三井不動産ビルマネジメントも関わっているため、組織の枠組みを超えて、共通の価値観を浸透させる必要がありました。

そこで、三井不動産と、三井不動産ビルマネジメントのワークスタイリング事業にかかわるメンバーと、パーパスに沿ったクレド（行動指針）を作成し、日々の業務において行動変容のきっかけになるよう、その後の導入施策などの支援しました。

クレド策定ワークショップのテーマ（全4回）
<現在> 現在の組織の価値観/強み/行動を明確にする
<未来> パーパスが実現された未来像を明確にする
<モデル化>「現在」と「未来」のギャップを踏まえ、具体的な行動（Do/Don’t）を定義する
<言語化> 信条(クレド)をコピーライティングする

ポイントは、「現在」と「未来」のギャップを踏まえて特定した、ワークスタイリングが起こすべき好循環と、問題が生じている原因を図にした「好循環と悪循環のシステムマップ」を作成し、理想の未来があるにも関わらず、行動が変えられない理由や、その背後にある仕組みを、心理的な安全性を確保しながら明らかにしたこと。企画と運営を担当する2社間で、考えや価値観も違う中、第三者として客観的にクレドづくりに伴走することを心がけました。

BIOTOPE事例掲載
https://biotope.co.jp/project/2023/07/03/3778/